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(抜粋)
暑くなると汗をかきやすくなるので、あせもや膿などの相談が増えます。また湿気が多い時期には、もともと人間の皮膚に常在しているカビが増えてしまう「マラセチア毛包炎」や「癜風(でんぷう)」の患者が増えます。
当院ではニキビの診療をすることが多いので、ニキビに似た発疹のマラセチア毛包炎の患者を診ることが多いですが、スポーツをする男性や10代の若い人には「癜風」の患者も多いです。
マラセチア毛包炎は、胸や背中といった汗をかきやすい場所にプツプツとした、白や赤、または少し光沢を持った発疹がたくさんできます。ニキビにとてもよく似ているので、「治りにくいニキビができた」と思って来院される方が多いです。
発疹の分布や1つ1つの形状が特徴的で、それらを診てマラセチア毛包炎と診断します。女性の場合、胸の中心から鎖骨の下にかけてのV字ラインのところに小さい粒々した赤い発疹が出ます。
背中だと、ブラジャーの紐と紐の間の部分にあたる背中の真ん中に赤い発疹ができます。あせもと違ってかゆみや痛みがほとんどなく、何となくできてしまい、いつまでも治らない赤い発疹といった感じです。
癜風(でんぷう)は、胸や背中などの油の多い部分にもともと常在している「癜風菌」といわれる真菌(カビ)が増えてしまい、茶色っぽいまだら模様の発疹ができます。
診察ではその部分をこすると粉を吹くので、それを顕微鏡で観て癜風菌を確認します。癜風もかゆみや痛みなどの自覚症状はほぼありません。そのため、知らぬ間に広がっていて気付いた時には結構たくさんあるというケースが多いです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/21434e71381c9e55eec029920cac9f658b40afe9
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引用元: ・カビによる皮膚疾患が増加中 あせもやニキビと間違えやすい背中や胸の赤い発疹「マラセチア毛包炎」 [156193805]
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